第3回 触ればわかる!「紙」選びで印象の8割が決まる理由

紙は「表面のツルツル具合」で選びましょう

チラシを手に取ったとき「なんだか安っぽいな」と感じたり、逆に「高級感があるな」と感じたりするのは、実はデザイン以上に「紙」の影響が大きいのです。

【光の反射が色の見え方を決めるから】 紙には大きく分けて、表面にコーティング(お化粧)がされているものと、されていないものがあります。ツルツルした紙はインクが染み込まずに表面に留まるため、色が鮮やかに出ます。逆に、ザラッとした紙はインクが程よく染み込み、光の反射が抑えられるため、落ち着いた雰囲気になります。

【スポーツカーと木製家具の違い】 ツヤのある「コート紙」は、ピカピカに磨かれたスポーツカーのようです。光を跳ね返すので、写真がパキッと鮮やかに見え、スーパーのチラシなど「目立たせたいもの」に向いています。 一方でツヤを抑えた「マット紙」や「上質紙」は、木の温もりがある家具のようです。光を優しく散らすので、長い文章を読んでいても目が疲れにくく、パンフレットや名刺などに使うと「誠実で上品な印象」を与えられます。

【届けたい相手に合わせた「お化粧」を選ぼう】 食べ物や景色を美味しそう、綺麗に見せたいなら「ツヤあり」、信頼感や読みやすさを大事にするなら「ツヤなし」を選びましょう。 今日からできるアドバイス: 印刷を注文する際、もし迷ったら「マットコート紙」を選んでみてください。ほどよいツヤ消しで、写真も綺麗に映りつつ、指紋も目立ちにくい「失敗の少ない魔法の紙」ですよ。

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PROFILE

株式会社三和 代表取締役 : 篠原章夫

某建材メーカーの営業を経て2005年に入社。
異業種からの転職でゼロから印刷業界に飛び込み、
デジタル化荒波で紙媒体が猛スピードで縮小する中、悪戦苦闘の日々を過ごす。

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