第2回 写真が「ガビガビ」になるのを防ぐ、魔法の数字

きれいな印刷には「1インチに350個の点」が必要です

「スマホで見ると綺麗なのに、印刷したらモザイクみたいにカクカクしちゃった…」という失敗。これは印刷に必要な「点の密度(解像度といいます)」が足りないことが原因です。

【印刷機は「点の細かさ」が命だから】 印刷機は、非常に細かいインクの粒を並べて絵を描きます。このとき、1インチ(約2.5cm)という小さな幅の中に、どれだけたくさんの点を詰め込めるかで綺麗さが決まります。一般的に、カラー印刷を綺麗に仕上げるには、この幅の中に350個の点が必要です。 もし、ネットから拾ってきた小さな画像(通常は72個程度しか点がありません)を無理やり引き伸ばして印刷すると、一つ一つの点が見えてしまい、ガビガビした印象になってしまいます。

【レゴブロックで絵を描くところを想像して!】 大きなレゴブロックを使って人の顔を作ろうとすると、輪郭がカクカクしてしまいますよね。でも、もし砂粒のような超ミニサイズのブロックを使えたらどうでしょう?遠くから見れば、本物の写真のように滑らかに見えるはずです。印刷もこれと同じで、小さなブロック(インクの点)をどれだけ密に集められるかが、美しさの境界線になります。

【写真は「元のサイズのまま」送るのがベスト】 一度小さくなってしまった(点の数が減った)画像は、後からソフトで大きくしても、足りない点を無理やり引き延ばすだけなので綺麗にはなりません。 今日からできるアドバイス: 印刷用の写真を誰かに送る時は、LINEの「低画質送信」などは避け、メールやファイル転送サービスで「オリジナルサイズ(一番大きなサイズ)」を選ぶようにしましょう。それだけで、仕上がりは劇的に変わります。

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PROFILE

株式会社三和 代表取締役 : 篠原章夫

某建材メーカーの営業を経て2005年に入社。
異業種からの転職でゼロから印刷業界に飛び込み、
デジタル化荒波で紙媒体が猛スピードで縮小する中、悪戦苦闘の日々を過ごす。

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